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 昨年6月10日、豊後森機関庫公園に福岡県志免町から譲渡されたSL「29612」が運びこまれ話題となっています。

 また、ミニSLの運行も実施され、さらに11月には「豊後森機関庫ミュージアム」がオープンするなど、大きく変化し、活気づいている場所となっています。
 訪れる観光客も多く、毎日のように全国からお客さんが来ていると聞きました。
 また毎月1回有志による機関車の清掃活動も行われ、地元の関心も高まっています。

 森地区コミュニティ運営協議会の役員でもあり、豊後森機関庫に関わっているお二人にお話を聞きました。

 

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▲オープンした機関庫ミュージアム(写真左)
▲昨年12月のSL清掃活動の様子(写真中央)
▲SL29612、日の丸の正月飾りで新年を迎える(写真右)

 


地域の光を再認識

尾方秀則氏インタビュー

 豊後森機関庫活用推進協議会は現在、町内外250名の会員で構成されています。場内の草刈、SLの清掃、ガイド、グッズ製作、ミニ列車の運行等に関わりつつ、現状況から観光にも積極的に関わる必要性を感じます。
 「観光」の言葉は「国の光を観る」から来ているといいます。これからの観光をどう位置付けて行くかが問われています。人だよりでなく、素顔のまち、しかしこぎれいで、まちの人達がそのことを誇りに思っているまち。観光を地域振興、文化的なまちおこし、まち育てと位置付ける発想が必要だと思います。
 観光は地域の光を再確認し、地元の人が誇りに思いながら、来訪者たちを喜んで迎える事から始まると思います。
 早急に整備しなければいけない事(交通、宿泊、斡旋、土産品、広告、サービス等)特に飲食や体験を含んだ観光コース作りと、そのプロジェクトチームの立ち上げ、地域ガイドの育成など、早急な取組が必要だと思います。

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▲ガイドをする尾方氏

 

玖珠町の良さを発信
河野孝文氏インタビュー

 昨年11月8日のオープンから豊後森機関庫ミュージアムで館内の管理とお客様のご案内をしています。
 11月のオープン当初は、観光バスツアーのお客様が中心でしたが12月に入ると徐々に家族ずれや個人のお客様が多くなってきました。特に土日は、県外の方がほとんどで福岡、熊本等の隣県から、年末になると東京、埼玉、千葉など関東関西からもたくさん来館されています。
 これまで気づかなかった機関庫の素晴らしさを町外のお客様から、たくさん教えられました。これからは多くのお客様が玖珠町に足を運ぶよう機関庫から玖珠町の良さを発信して行きます。

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▲ミュージアムで案内をする河野氏

 

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